台湾インターンシップ (25)――看護経験

日本で流行した体操を実演(写真はすべてマクマレイ研究室提供)

本日(3月9日)は、臺北醫學大學が管轄する長期療養施設である行愛長照を訪問しました。施設内では、台湾の医療・介護分野における取り組みについて主任を務めている 李 素恵 さんに説明を受け、実際の設備やケアの様子を見学することができました。特に印象に残ったのは、AI技術を活用したケアシステムが積極的に導入されている点です。台湾の医療施設では、最新のテクノロジーを活用することで、より安全で効率的なケアの提供を目指していることを肌で感じることができました。

中でも驚いたのは、「TOF」と呼ばれるセンサーです。このセンサーは各病室やトイレに設置されており、空調管理だけでなく、入居者の動きや状況を感知することができます。これにより、転倒の可能性や長時間動きがない場合などを把握することができ、危険な状態を早期に察知することが可能になります。職員が常に見守ることが難しい場面でも、安全を確保できる仕組みが整えられていると感じました。このようなシステムが当たり前のように導入されていることに、日本との違いを感じるとともに大きな驚きを覚えました。

また、さまざまな最新機器を活用することで作業効率が向上し、1日あたりの勤務時間を約26分削減することができているという説明もありました。医療や介護の現場では人手不足が課題となることが多い現在、テクノロジーを活用することで、少ないマンパワーでもケアの質を維持しようとする工夫がなされていると感じました。

さらに、台湾の医療従事者の方々は非常に向上心が高く、高い基準を設定した上で、その水準を台湾全体に広げていこうと努力されている姿勢が印象的でした。こうした姿勢が台湾の医療の発展を支えているのではないかと感じました。

見学の最後には、入居者の方々に日本の歌や「ようかい体操第一」を紹介する機会がありました。歌ったり体を動かしたりする中で笑顔が見られ、楽しい時間を共有することができました。言語の違いがあっても、音楽や体操を通して交流し、楽しさを共有することができるのだと感じました。

看護学科2年 河野 李桜

リクエストに応え、テレサテンの「時の流れに身をまかせ」を歌う