「Japanology」の教室から——英語俳句と日本の接点

「Japanology」について解説するマクマレイ教授(写真はマクマレイ研究室より提供)

11月4日、3限目の7号館にて国際文化学科のマクマレイ教授は、国際文化学科のマクマレイ教授が担当する「俳句:日本から世界へ、そして再び日本へ」といった日本文化を逆輸入し、英語で日本文化と触れることをテーマとした講義内容が繰り広げられました。本大学では英語で日本の文化や歴史について学ぶ「Japanology」というオムニバス科目が開設されています。今期は履修者約200名のうち、30%が国際文化学科の学生が占めました。

マクマレイ教授が講義を担当する3週間で季節の変わり目を肌で感じる中、気温が徐々に下がる現象を見届けつつ、学生が詠む季語も同時に夏の終わり目から秋への移り変わりを観測することができました。1週目は厚さを表現する夏の終わり目を表現する季語が目立つも、3週目には寒さを表現する秋の季語が目立つのは大変興味深いことです。ここで一句学生が児童学科4年生が詠んだ俳句を紹介します。

Getting warmth
The family comes together
Autumn wind

また、履修した学生は日本人と西洋人目線で詠む俳句には大きな違いがあり、日本人はシーンの全体を捉えて俳句を詠むが、西洋人はその逆で詳細を捉える傾向があることを指摘し以下の英語俳句を例に説明しました。

On the winter sky
Spread across the sky
The ocean of constellations 

英語俳句を作成するのに必要な要素である「Aha!」とは何か、これは実際に教室の中ではなく外に出る必要があることから、前期博士課程2年の原有輝が研究テーマとする教育現場における屋外スペースの実践法に基づき、教室の外で季語を探し実際に俳句を詠むといった実践式アクティビティを行いました。多くの学生は俳句でも「英語目線」と「日本語」目線では文化圏の違いだけではなく、視点にも違いがあることに味を示しつつ、自ら俳句を作成する課題に挑みました。作成した俳句をコンテストに応募し、国際文化学科の学生らしく国際化した俳句文化に触れ自ら国際的視野を広げる意義を深めることができました。3週間に及ぶ英語俳句に関する講義は英語俳句と国際性への理解を深めることができたと思われます。               

国際文化研究科前期博士課程2年 原 有輝