中種子島町で英語指導力向上研修会とワークショップに参加しました

中種子町で小中学生たちと英語俳句を作成する様子(写真はすべて、マクマレイ研究室提供)

8月3日、私は町の学校教育課にお招きいただき中種子島町にお伺いする機会を得ることができました。午前は17人の小中学校の先生方と英語教育に関するお話をし、学生たちに英語のアウトプットスキルに対しモチベーションを上げる方法を伝授しました。英語俳句もアウトプットを行う一つのツールとして紹介し、ICTを利用した英語教育方法等も取り入れた授業スタイルをレクチャーしました。

当初英語俳句に戸惑いを見せていた先生方もワークショップを通じ英語俳句にて自分の趣味や生活など英語俳句を用いて表現ができるようになり英語俳句に興味を示してくださいました。ここで一つ学校教育課係長の徳留さんが作成した印象的な英語俳句を紹介します。

From the pitcher’s hand,
All through and around the world,
To the catcher’s mitt

午後は地元の小中学生を含む30人の参加者と共に英語俳句ワークショップを行ないました。午前中にお話した先生たちはタスクベース教授方法を実践し、学生たちと新聞を広げ英語俳句を実際に読み、作成するためのキーワード探しを行いました。一番生徒たちが楽しんだ行事は「ハイクイズ」でした。本学の学生たちが「ハイクイズ」を実施している写真を紹介し、興味を示していました。ハイクイズはICTに特化した能力が求められます。実際に3人の学生が俳句と写真を巧みに表現し高評価を得ました。他の参加者たちも素晴らしい英語俳句を作成してくれましたが、近いうちに本学にて第二回英語俳句コンテストが開催され審査対象になるため、ここに記載することはできません。

中種子島町の皆様の団結心に深く感銘を受けました。「日本語は勿論、英語で言葉を操る楽しさを実感することができ、子供たちも夏休み中に貴重な体験をすることができた」と学校教育課課長の皆倉先生から素敵なメッセージを頂きました。

国際文化学科教授 マクマレイ デビッド(英語教育・国際俳句)

本学の「英語教育方法論III」の講義でハイクイズを行う様子