【開催報告】「戦後81年 残したい体験、伝えたい意志 朗読とトーク・セッション 米倉斉加年『おとなになれなかった弟たちに・・・・・』を読む」

7月12日(日)に、かごしま近代文学館メルヘンホールで、国際文化学部と文学館の共催企画として、「戦後81年 残したい体験、伝えたい意志 朗読とトーク・セッション 米倉斉加年『おとなになれなかった弟たちに・・・・・』を読む」を開催しました。

日本近現代文学ゼミナールの学生による作品の時代背景と作品構造についての研究発表、作者の長男で斉加年氏の仕事を後世に伝える活動をしている米倉日呂登氏による作品の朗読、米倉氏と学生との対談、小林潤司学長と村瀬を加えての座談を行い、戦争を体験した世代から、これから教科書でこの作品を授業で学ぶ中学生まで、定員の60名を超える来場者がありました。

「時代背景から当時主人公がおかれていた状況が良くわかりました」「新たな視点で新しい気付きを得ることができました」「負の記憶を継承することは戦争抑止のくさびとして重要なことだということを改めて感じました」「授業で学習する前にイベントに参加して学習もより深まると思います」など、アンケートでも好評でした。

人間の寿命に相当する80年を超える時間が戦争から経過した今、戦争を生きた証言者の体験をどのように受け継いでいくかを考えるうえで、特にこれからの時代を生きる若い世代の学生には、貴重な体験になったと思います。文学館のスタッフの皆さん、ご来場いただいた市民の皆さんに感謝をいたします。

国際文化学部 教授 村瀬士朗(日本近代文学)