国際交流という私の分岐点――卒業生に聞く

鹿児島県国際交流協会で様々な国際交流事業に携わる向井さん(本人提供)

鶴丸城の御楼門の近くにある「かごしま県民交流センター」。その1階にある鹿児島県国際交流協会で勤務されている卒業生の向井侑梨愛さん(2018年卒業)は、主に外国人との交流や在住外国人の支援などの国際交流の仕事を行っています。その向井さんにお話を伺いました。私たちマクマレイゼミ2年生は英語の教員や観光関係などを目指しています。

――現在の仕事について教えてください。

向井 大学を卒業してから2年間は指宿のホテルで働いていました。そこではお客様が使用する言語に合わせて、おもてなしの心を持ったルームサービスを行っていました。現在の職場では、ホストファミリーボランティアや語学ボランティアなどの募集や外国人による日本語スピーチコンテストの準備・開催、にほんごサロンおしゃべりひろばの開催、ランチタイムトークなどの多文化共生の仕事を行っています。また,今年は中止になりましたが,国際大学での交流事業などを行う香港城市専上学院の学生さんの受け入れにも携わっています。

――在学中はどのようなことをしておられましたか?

向井 森(孝晴)ゼミとマクマレイゼミを「兼ゼミ」していました。またサークルはESSに所属していました。同じ大学に在学していた外国人や外国人とのパーティーで知り合った人達と交流を深めていました。また様々なボランティア(言語を使用する)に参加し、海外には1度も行ったことがないですが、言語能力を向上させることができました。

――休みの日は何をされていましたか?

向井 交流会で仲を深めた外国人の友達とドライブや勉強、買い物などいろいろしていました。

――在学生の皆さんにアドバイスをお願いします。

向井 フットワークを軽くすることが大事です。外国人と話す機会を自分から作り、また話す回数を多く重ねることが大切だと思います。そのようにすれば自然と外国人とのコミュニケーションスキルが身につきます。また、それにより海外の人と交流し違った考えを吸収し自分の視野を広げることもできます。

――なるほど。

向井 それから、今自分が目指している第一志望の就職先のみならず、目指している職種に関連した職業にもしっかりと目を向けることが大事になってくると思います。また、多くの資格を取ることによって、職業選択の幅が広がると思います。

構成 国際文化学科2年 竹下 翔太