高校教員として10年――卒業生に聞く

恒吉弘樹さんは鹿児島城西高等学校教諭。4月からは普通科芸術文化コースの責任者も務める(本人提供)

卒業後、県内の私立高校に英語の先生として就職し10年。昨年、教員免許の更新講習を受けるために母校を訪れた卒業生、恒吉弘樹さんに現在のお仕事やご自身の学生時代のことについて質問しました。

――現在の仕事について教えてください。

 恒吉 卒業後から現在まで鹿児島城西高校で英語教諭として勤務しています。部活動はダンス部とけん玉同好会の顧問をしています。

――やりがいを感じるのはどんな時ですか?

 恒吉 生徒の成長を実感したときです。生徒たちが目標や夢に向かって努力し、達成したとき、特にその嬉しさを共有することができたときに「この仕事を選んでよかった」と思うことがあります。在学時はもちろん卒業後も報告をくれる生徒もいるので,そのようなときにも同様にやりがいを感じますし、「自分も頑張ろう」と励まされることもあります。

――休みの日はどのように過ごしていますか?

 恒吉 娘(3歳)と遊ぶのが今の一番の楽しみです。趣味のために時間を使うこともあります。

――在学中はどんな学生でしたか? どんな思い出がありますか?

 恒吉 在学時はダンス部に所属していて,日々ダンスの練習に励んでいました。先輩方が同好会から始めて,私たちが3年生のときに部に昇格することができました。遊音祭や学園祭などの学内行事だけでなく、地域の夏祭りへの出演やボランティア活動,ブレイクダンスのチームでの活動など、大学4年間を振り返るとダンス部での活動が一番に思い出されます。

――在学中の後輩たちにメッセージをお願いします。

恒吉 大学は高校までとは違い,自分のしたいようにできることがとても多く、ついつい楽なほうへ楽しいほうへ流されてしまいそうになることもあるかと思います。「大学4年間を充実した時間にする」ことも大切です。しかし、社会人として働いている今だからこそ、大学4年間は「今後の人生を充実させるための時間にできるかどうか」と考えることも大切だと私は思います。もちろんサークル活動やアルバイトから学ぶこともたくさんあります。4年間を充実させることができるかどうかは自分次第です。先を見て、今を全力で頑張ってください。そして全力で楽しんでください。

聞き手 小林 潤司(国際文化学科教授)