マクマレイゼミ外交団より――両国の南風が運ぶ友情

王教授が担当する「国際事業」の講義に参加(左から王教授、筆者、マクマレイ教授) (写真はすべてマクマレイ研究室提供)

11月15日から2日間の日程で国際文化学科マクマレイ教授と筆者は創価大学国際教養学部の王雍智教授のゼミを訪問しました。今回の訪問は本学で行われている海外インターンシップを更に充実させるべく、マクマレイゼミと王ゼミによる地域と国際視野を包括した交流や共同事業の実現に向けた大きな一歩となりました。

初めの特別講義は王教授が担当する「国際事業」の講義に参加し30分という限られた時間の中、マクマレイ教授と筆者は創価大学国際教養学部の取り決めに従い、全て英語による講義スタイルの中プレゼンテーションと小スピーチを用い海外インターンシップの説明や連携の重要性を呼びかけました。その後王ゼミに移動し90分間のゼミ講義を利用し、王ゼミの学生に向けた共同事業の推進への理解をプレゼンテーション方式で呼びかけ、ディスカッションを通じ双方の意思を確かめ合いました。

翌日、中央大学にて新入生に向けた英語による特別講義を実施。国外移民と移住をテーマにマクマレイ教授と筆者による解説の元「なぜ移民問題は無くならないのか」について中央大学の学生と共にディスカッションを行い、日本人と移住者の視点による国内の移民問題に対するアプローチが異なる点を説明した上で「多文化国家における移民政策のジレンマ」と言ったカナダの現状として捉えることも重要と説明したことが一番の印象となったようでした。

今回の訪問でマクマレイゼミと王ゼミは共同で開催できる活動を推進し、鹿児島と東京、そして台湾の高雄で開催される本学の海外インターンシップでの学術的な共同事業を盛り込んだ建設的な話し合いを行うことができ、本学における国際的視野の拡大に一歩貢献したと思われます。

国際文化学科4年 原 有輝

王ゼミの学生との記念撮影(左から筆者、王教授、アレックス准教授、マクマレイ教授)
木村教授(元本学教授、左から2人目)内海教授(創価大学准教授、右端)と共に中央大学にて記念撮影