高雄インターンシップだより(2)――令和の薩摩スチューデントになることへの決意

筆者の後ろに見えるのが薩摩藩英国留学生記念館(筆者提供)

7月22日、夏休みに台湾での海外インターンシップに参加予定の私は、薩摩藩英国留学生記念館(いちき串木野市)に足を運びました。この場所では、昔の薩摩の若者たちがイギリスに留学して、その後の功績を築いたことが学べます。出国まであと1か月に差し掛かろうとする中、4年生の元台湾インターンシップ参加者の原有輝さんと共に、歴史観点から得る海外インターンシップに参加する意義を考察しました。当時彼らが日本を変えるために命を懸けて海外に向かった姿勢に注目する中で以下の俳句に胸がささりました。

花ならぬ影も匂ひて羽島浦

海外インターンシップが目前に迫る中、焦りを感じていた私は、昔の人々から留学に向かう理由や心境を学ぶことで、台湾で本当に学びたいことについて分析を行いました。台湾と鹿児島を自分なりに分析し、以下のことに焦点を当てることを決めました。

・台湾で友達を作る。
・台湾から見た鹿児島や日本の印象を知る。
・台湾の食事が日本人の私に合うか。
・日本と台湾のファッションの違いを理解する。
・台湾の経済発展について調査する。

これらの目標をインターンシップ当日までにさらに増やしていくことにしました。また、学外の開放的な空間がアイデアを生みやすいことも学びました。

国際文化学科2年 竹内 空