海外インターンシップレポート(12)――国際交流活動、さらなる充実に向けて

創価大学の学生グループと本学グループの記念撮影(写真はすべてマクマレイ研究室提供)

活気あふれる美しい湾岸都市、高雄での海外インターンシッププログラムは、学生にとって国際的な環境で貴重な職業経験を積むことができる素晴らしい機会でした。

3月1日にはレクリエーションを兼ねた交流事業が開催されました。本学の学生は創価大学、國立中山大學、国立高雄科技大学の4校の学生と共に交流を図りました。I-Rideは大型体感飛行エンターテイメント、台湾の高雄から世界展開を行っている上映式アトラクションでは台湾の美しい風景を上空から眺めることができ、学生一同は没入感溢れるアトラクションを体験しました。習字体験では多くの学生が繫体漢字の書写に挑戦、日台の間で使われている漢字の違いを学ぶことができました。

その後、学生たちは國立中山大學へ移動、自己紹介やクイズを交えた英語での活動に挑戦したが、滞在可能時間の短さに中途半端で終わってしまったのが本音です。これは今後開催される海外インターンシップに向けた「課題」として残りました。

帰国後すぐに「持ち帰った課題」に対する解決策を考えました。独自の文化と歴史を持つ活気ある湾岸都市と呼ばれる高雄を活かし、(1) 文化的・教育的な活動に重点に置くことを踏まえ、国立高雄科技大学(国際ビジネス学科)や國立中山大學との交流プログラムを増やす。(2) エンターテイメント(I-Ride)ではなく、アクティブラーニングを重視した屋外活動を現地大学と共に実施する。(3) これらの要素を踏まえた活動を1日行うことにより、一層学生にとって有意義な体験が可能ではないかと考えられます。

以上を実現するためにマクマレイ教授は、6月19日から6月23日の間に受け入れ先企業や大学の責任者と詳細を確認しに台湾へ訪問予定です。現実化すればIUKの学生は海外インターンシップ参加による長期的な効果を発揮し、高雄の豊かな歴史と文化を探求することが有益に繋がるのではないかと考えました。

国際文化学科3年 原 有輝

i-RIdeで。左から台湾人のワン博士、マクマレイ教授、筆者、マレーシア人のチャンさん