英語スピーチコンテストで本学科学生が優勝(県ESSクラブ主催スピーチコンテスト報告)

鹿児島県ESS (English Speaking Society)クラブ主催の初のESS 英語スピーチコンテストが10月28日にサンエール鹿児島(生涯学習プラザ・男女共同参画センター)にて開催され、本学科の学生が初優勝に輝きました。

優勝したのは国際文化学科2年生の戸川聖也さん。観客席には、出場者の両親や祖父母、友人を含む鹿児島市民の方々やオーストラリア、イギリス、カナダ出身の方々も来場されました。

冒頭では、国際文化学科3 年生の有村知実さんが挨拶を務め、「こんにちは、鹿児島国際大学ESS 同好会主将の有村知実と申します。本日のESS スピーチコンテストの開催、おめでとうございます。本大会が無事成功すると共に、今後の鹿児島大学ESS、また今回参加される方々のご活躍をお祈り申し上げます。今度とも、鹿児島国際大学ESS 同好会をよろしくお願い致します」と述べました。

プログラムは出場大学3 校、鹿児島大学6名、放送大学1名、鹿児島国際大学2名の計9 名により、原稿なしの5分間スピーチで競い合われました。審査基準は内容、態度・表現、文法、プレゼンテーション用パワーポイントの使用、質疑応答能力で、鹿児島大学の坂本育生先生、第一工業大学のスミス・ヘンリー先生、本学マクマレイデビッド先生の3 名による厳正な審査が行われました。

戸川さんは、カナダのトロントと鹿児島のツーリズムを比較して、土産商品に2か国語表示にするよう企業に向けて提案しました。その結果、見事第1位に輝き、優勝賞金を獲得しました。彼はカナダで英会話を学び、現在は本学の英語プレゼンテーション・スキルズを受講中で、「英語プレゼンテーション・スキルズの授業科目で外国人の先生とセッションを行ったり、スピーチコンテストに参加したりしていました」と述べました。

準優勝は放送大学の新森瑞枝さんでした。彼女は、ニューヨークと鹿児島のツーリズムの比較をし、もっと地方を見てみたいという個人旅行者の数を増やすべきだと提案しました。彼女は数年間ニューヨークへ住んでいた経験があるそうです。「英語の知識だけでなく、英語によるコミュニケーションへの意識が高い参加者が多くて素晴らしいコンテストでした。英語スキルをどのように活かすか?という点で非常に考えさせられる良い機会でした」と述べられました。

第3 位は鹿児島大学の神谷陽菜さんでした。彼女は、多言語で記載された看板の質を向上し、数を増やすべきだと提案しました。貸し傘や貸自転車、レンタカーや貸部屋の看板などは海外の方にはわかりにくく、それらの商品をどのように借りたらよいかという記載や細かい情報が欠けていると指摘しました。審査員の先生方は彼女の良案を鹿児島市長に意見書提出することを勧めました。

本学マクマレイゼミ生で国際文化学科2年生の長友翼さんも素晴らしいパワーポイントによる5分間の英語のスピーチに挑戦しました。終了後は彼の健闘を称える大きな拍手で会場が包まれました。長友さんは達成感とともに笑顔でスピーチコンテストを終えることができました。

コンテストの締め括りは鹿児島大学高田博之さんで、「今回のスピーチコンテストは国際大のご協力無くしては成り立たないと存じておりますとともに、深く御礼申し上げます」と述べられました。

締めの挨拶は本学のESS 部会長が「第1回ESS スピーチコンテストの開催、まことにおめでとうございました。今回の経験が皆様にとって良い機会に繋がって行くと思われます。今後とも、鹿児島国際大学と鹿児島大学のESS が良い関係を築いて行けることを願って、締めの挨拶に替えさせていただきます」と述べました。

第1回のスピーチコンテストの成功をよいきっかけにして、鹿児島大学、放送大学、鹿児島国際大学の三大学がより強固な関係を深められることを祈りました。1968 年に設立されました鹿児島国際大学ESS はおかげ様で50 周年を迎えることが出来ました。ESS の全員でESS の歴史を積み上げていきましょう!

国際文化学科教授 マクマレイ・デビッド(英語・国際俳句)

翻訳:髙吉智子(国際文化学科3年生)