カナダ研究プロジェクト

カナダ研究プロジェクトは、2005年4月に国際文化学部のマクマレイ・デビッド教授(カナダ出身)をリーダーとして10名で活動を開始しました。

◯カナダの真髄に迫る

“英語でカナダにより深く焦点を当てる”外国事情Ⅰでは、日本や香港、ベトナム、中国の学生50名が学んでいます。マクマレイ・デビット教授と袁駿ティーチングアシスタントによるアクティブラーニングを取り入れた連携授業です。この秋、建国151年目を迎えたカナダの魅力へ迫る5つの特別イベントが行われました。

9月28日 カナダ大使館通商担当デビッド・ボストウィック氏、秋山氏、福岡のカナダ領事館藤井氏による講演。

9月29日 明治維新150年Xカナダ建国150年スペシャルコラボイベント「Japan x Canada」29肉祭りセミナーフィールトリップ。

10月26日 (株)カナダプレイスの返礼会に参加。

10月31日 本学の提携校ジョージアンカレッジ派遣留学生による報告会。

11月2日 (株)カナダプレイスの取締役岩下優美氏による講演。

◯カナダにより深く焦点を当てる

11月2日の岩下優美氏の講演では、学生は事前に日本の住宅産業におけるカナダ林産物の使用や留学先のバンクーバーやブリティッシュコロンビアについて調べる課題に取り組みました。

講演後の学生のレポートでは、「他の文化を尊重することが重要なゴールだと言われたことに同意します」「カナダは多人種のモザイク文化だと気づいた」「バンクーバーにたくさんのバリアフリーの建物があるということを学んだ」「将来海外の大学院を志望しており、海外で過ごす心得なども聞くことができました」などのコメントが見られました。

岩下氏の留学での英語学習に対する情熱は国際文化や英語を学ぶ私達を鼓舞してくれました。岩下氏の明るさ、前向き、オープンマインド、寛容性からカナダの社会、文化の多様性により受容性が涵養されたことを肌身で感じられた講演となりました。

多様化・多文化社会、モザイク社会、寛容、カナダ木材、カナダ留学などがキーワードとなったこの秋。カナダの紅葉のように、カナダプロジェクトも色づき始めました。紅葉は散った後も光をあてると黄金色に輝きます。これらの活動もスポットを当て続けることでその輝きを増すでしょう。後半もカナダの真髄に触れられるこの活動に注目していきます。

*写真は「外国事情Ⅰ」における岩下優美氏の講演の様子(左上:岩下優美氏、左下:衣川恵教授、右から袁駿TA、高吉智子)。

国際文化学科3年生 髙吉智子