鹿児島の国際交流――現場の声を聞く

かごしま国際交流センターの八木修哉さんの講話を聞く(マクマレイ研究室提供)

5月11日にマクマレイゼミでは、鹿児島市国際交流財団の八木修哉さんと上松志織さんをお招きし、国際交流についての講話をしていただきました。

鹿児島市国際交流財団が運営するかごしま国際交流センターには、居住スペースがあり、鹿児島県の大学、語学、専門学校に通う留学生とその家族のみが利用できます。また、調理室や和室、会議室などの施設は鹿児島市が管理しており、毎月国際交流や国際推進を目的としたイベントが開かれています。

鹿児島国際大学卒業生の上松さんはマクマレイゼミのOGでもあり、国際交流の場での経験が豊富です。留学生と共に生活して日本での暮らしを助けるRA(レジデントアシスタント)や台湾の大学への1年間の留学、海外インターンシップへの参加など実際に国際交流を経験して感じたメリットやデメリットなど貴重なお話を詳しくしていただきました。

鹿児島県には約3千人の在留外国人が居住しており、文化や習慣の違いをお互いに理解し、助け合いながら生きていかなければなりません。八木さんと上松さんの講話を通して、私たちが目指すべき多文化共生社会のありかたについて考えを深めることができました。最後に、ゼミ生との質疑応答の一部を紹介します。

Q,マクマレイゼミではカナダに行く計画を立てていますが、かごしま国際交流センターと協力して何か活動できることはありますか?

A,鹿児島市国際交流財団では留学の支援などは行っていませんが、鹿児島市の中で国際交流関係のイベントをする際にカナダについてのイベントを一緒に開催することは可能です。

Q,上松さんは、R Aをしていたときから英語が話せていたのですか?

A,大学に入学してから英語を勉強していましたが、苦戦していました。シンガポールインターンシップをきっかけに英語は上達しました。その後、台湾インターンシップの時に中国語も学びたいと思い、台湾に留学しました。そこでは中国語を英語で習う環境で大変でしたが、上達しました。

今回の講話は、今後の鹿児島の国際交流について考える良い機会となりました。ありがとうございました。

国際文化学科2年 原田 真悠

上松志織さんはゼミの卒業生でもある(マクマレイゼミ提供)