駐日米国臨時代理大使が仙巌園を訪問

晴天に恵まれた当日の会場(マクマレイ研究室提供)

駐日米国臨時代理大使のジョゼフ・M・ヤングさんが鹿児島市の仙巌園を訪問した2021年3月30日は、とても良い俳句日和となりました。今回、ヤングさんが在東京米国大使館と在福岡米国領事館の関係者とともに鹿児島を訪問した目的は、 鹿児島に住む学生、教師、駐在員から、今後5〜6年間の学業および海外旅行の計画について話を聞くことでした

アメリカ人と鹿児島の住民は、学界、政府、産業界で交流する機会がたくさんあります。 ミシガンからの鹿児島国際大学大学院生は、マクマレイ教授のゼミで俳句を学んでいます。ロケット発射場近くの種子島に家族とともに住み、宇宙センターで働いているアメリカ人もいます。 私は、今年の夏に西之表市で開催される教育会議で、教師と生徒に英語の俳句を教える予定です。

ヤング駐日米国臨時代理大使と私は、仙巌園で一緒に写真俳句を作りました。 臨時代理大使はワシントンD.C.で俳句について以前から勉強をしています。ヤングさんは2008年から日本に駐在しています。2014年に駐日米国大使(当時)のキャロライン・ケネディさんが国際大学に訪れましたが、彼女も詩を愛好していることはよく知られています。

 同じ日に、奈良県の高校生たちも仙巌園を訪れていました。生徒たちは快くマクマレイ教授に英語で京都の有名な俳句について説明しました。マクマレイ教授は生徒たちが鹿児島で写真俳句を作成するように勧めました。

昼食をとったレストランで、俳句について詳しく語るヤングさんに、マクマレイに鹿児島の桜の木の間から光る月の写真を見せたところ、百戦錬磨の外交官は、仙巌園で作られた高価な美しい薩摩切子のグラスを傾けながら、17音節の英語俳句を即興で作りました。和紙の箸入れに書かれた記念俳句がこれです。

Looking for the moon

in a blossom covered sky

light at Sengan-en

ヤング臨時代理大使は「印象的な桜島火山がある鹿児島市の美しい風景に感動しました! 鹿児島市長 、ビジネスリーダーや多くの日米交流プログラム同窓生たちとお会いできうれしいです。再訪できることを楽しみしています」と話しました。ジョセフ・ヤング駐日米国臨時代理大使のツイッターメッセージもご覧ください。

ヤング臨時代理大使は、仙巌園で俳句の交換をした後、黒塗りのリムジンに乗って鹿児島空港に向かいました。私もこれまで以上に写真俳句に関する研究を進めていきたいと考えております。

国際文化学科教授 マクマレイ デビッド(英語・国際俳句)

仙巌園で高校生たちも俳句を作成する (マクマレイ研究室提供)
薩摩が誇る郷土料理(マクマレイ研究室提供)
染井吉野はまさに見頃です(マクマレイ研究室提供)