台北城市科技大学(台湾)とのオンライン交流会開催――国際文化学科卒業生の尽力により協定校との結びつき深まる

交流会に参加した両大学の学生たち。後列右から3人目が卒業生の平田さん。写真撮影のためにマスクを外しています(写真はすべて松尾研究室提供)

2021年3月9日、本学の学術交流・海外協定校である台湾の台北城市科技大学(以下、TPCU)の学生と本学国際文化学科学生によるIUK×TPCUオンライン交流会が開催されました。

参加メンバーは、TPCU側が応用外国語学科で日本語学習中の学生11名と教員4名、国際大側は日本語教育や国際交流に関心のある国際文化学科の学生8名と教員1名。

Microsoft Teamsを用いて両大学を繋いでおこなわれた交流会では、まずお互いの自己紹介ののち日台の文化の違いや学生生活をテーマに会話するチャットタイムが設けられ、とくにTPCUの学生から出されたアニメなどから得た日本の文化(「バレンタインデーに本当にチョコレートで告白するのか」「卒業式の日に女子学生が男子学生の制服のボタンを欲しがることがあるのか」)に関する話題で大いに盛り上がりました。

引き続いて言語に関するクイズ大会がおこなわれ、国際大学側の中国語を学習したことのない学生が読み上げる中国語の単語や文章がどのような意味なのかをTPCUの学生があてるクイズや、TPCU側の学生が意味説明をしようとしている日本語外来語がいったい何であるのかを国際大学の学生があてるクイズが出題され、こちらも予想以上の盛り上がりを見せました。

コロナ禍で移動が制限されるなか、工夫次第でユニークな国際交流が可能であることが実証できた良いイベントであったとイベントを終えたいま、感じます。

なお、今回の交流会は、国際文化学科卒業生である平田ひかるさん(2020年3月国際文化研究科博士前期課程修了)がTPCUの日本語教員として勤務している縁で実現しました。交流会に参加した日本語教員志望の吉永真代さん(国際文化学科3年・武岡台高校出身)は「とても楽しい交流ができた。イベントの企画、運営、準備まで奔走してくださった平田さんには心から感謝したい。この経験を活かして、今回は出来なかった企画などをまた別の機会におこないたい」と話し、さっそく次回の交流会開催が検討されています。

国際文化学科准教授  松尾 弘徳

台北城市科技大学側から見た交流会の様子
鹿児島国際大学側から見た交流会の様子