国際文化学科学生が難関「日本語教育能力検定試験」に合格!――勉強会での努力実る

「日本語教育能力検定試験」に合格した塩屋さん(中央)と勉強会のメンバー

国際文化学科4年生の塩屋公美子さん(鹿児島工業高校出身)が、2020年10月に実施された「日本語教育能力検定試験」に合格しました。

この試験は日本語教員(非日本語母語話者に対して日本語を教授する職業)に必要な知識を問うもので、全体合格率25%程度という難関試験。塩屋さんは授業時間外に有志で実施している日本語教育に関する勉強会の中核的な役割を担っており、2020年3月の卒業後は鹿児島県内の日本語学校で日本語教員として勤務予定となっています。

また、この勉強会に参加し昨年度の同試験に合格した平田ひかるさん(2020年3月国際文化研究科博士前期課程修了)と周世超さん(2019年9月国際文化研究科博士後期課程修了)はそれぞれ台湾(台北城市科技大学)と中国(重慶大学)で大学教員として活躍中です。勉強会では試験に向けた勉強だけでなく、外国語の模擬授業や時事ネタ討論をおこなったり留学生と日本人学生の交流会を企画したりしています。これからますます日本語教育を必要とする人は増加すると予測され、適切な方法で学習者に寄り添える環境づくりや人材育成をするためにも、経験とともに日本語教育に必要な知識を習得しておく必要があるでしょう。

国際文化学科准教授 松尾 弘徳

日本語教育勉強会の概要案内
勉強会メンバー企画として開催した、国際大学留学生と日本人学生との交流会