図書館で楽しむ映画の世界――所蔵のDVDで名画鑑賞

図書館所蔵のDVDを館内で鑑賞する学生たち(マクマレイ研究室提供)

図書館ガイダンスのときに図書館で映画を見ることができるということを聞き、私たち1年4組は6月23日の新ゼミの時間に図書館3階AVルームで映画を見ることにしました。映画はSNSの投票機能でいくつかジャンルや映画の候補をあげてみんなに考えてもらいました。「ファンタジー」や「ディズニー」も人気でしたが、最終的に「ミステリー」ジャンルである『ダ・ヴィンチ・コード』(The Da Vinci Code)に決まりました。

この映画はハーバード大学に所属する宗教象徴学の教授と暗号解読官が死体に残された暗号の解読に挑む物語です。しかしただ暗号解読をして真犯人を見つけるだけでなく、キリスト教の歴史が大きく関わってくることとなり、歴史の諸説について色々考えさせられる作品となっています。難しく感じる場面などもあるかもしれませんが、レオナルド・ダ・ヴィンチや聖杯伝説について作中で語られているので特に歴史が好きな人におすすめです。

当日は映画を見始めるのが大幅に遅れてしまうのではないかという不安があったのですが、わからないことがあったら図書館の職員の方が丁寧に教えてくれてとても助かりました。しかし残念なことに授業の90分だけでは時間が足りず私たちは映画を最後まで見ることができませんでした。それでも1年4組の学生や来てくださっていたSAである2年生の先輩に授業後にとったアンケートでは、この映画に満足したと答えている人が多くいました。自分も何度か映画を見たことがありますが結末だけを伝えるのはつまらないので、この映画が気になる方は図書館まで足を運んでみてください。

『ダ・ヴィンチ・コード』はもちろん映画だけでなく、図書館には小説も上・下巻がそろっています。映像と音楽で臨場感を味わえる映画と自分のペースで読み進めることができる小説では、また違う面白さがあると思うので、ぜひ小説の方も手にとってみてください。アンケートでも映画の結末を見たいと答えている人が何人もいたので、少し見ただけで『ダ・ヴィンチ・コード』の魅力に引き込まれるのではないでしょうか。

図書館にはまだまだ多くの本・映画があります。図書館ガイダンスや今回の新ゼミを通して図書館の魅力を知ることができたのでこれからも積極的に図書館を利用していきたいと思います。

国際文化学科1年 西 ひろよ