「第26回鹿児島英語英文学会」にて新ディベート誕生

前列中央が鹿児島英語英文学会会長の坂本育生氏、その左が高吉さん。

国際色豊かな「第26回鹿児島英語英文学会」が2019年12月14日に鹿児島大学教育学部キャンパス講義棟教室で、55名の参加者によって開催されました。学会長、坂本育生教授より「一時は100名を越えておりました会員数が、現在は80名あまりとなっておりますので御協力ください」と挨拶がありました。今回は3件の研究発表、2件の講演となりました。講演の講師は個人英会話講師の新盛みず恵氏及び鹿児島大学大学院医歯学研究科博士課程のアシィ・ダー氏でした。研究発表は、鹿児島国際大学から3名、 国際文化学科4年髙吉智子、大学院博士前期課程1年生西原薫氏及び博士後期課程3年生劉鵬氏でした。

発表の後、「英語学習に最適な方法」についてディスカッションがありました。12人の討論者を「1.大学生(全員国際大学)」「2.社会人」「3.学部1年生(全員国際大学)」の3つのグループに分けて3方向ディスカッションを行いました。彼らは全員、「世界の諸英語概念」の「拡大円」に属し、英語を外国語として学んでいます。大学院生グループの修士2年、平田ひかる氏は、カナダ留学経験があり、今でもホストファミリーとスカイプで連絡を取り、英語のモチベーションを保つようにしていますと話しました。その他、修士2年の張丹陽氏が、自分は3歳から英語を習っていたことが効果的だったとして、「できるだけ幼少のうちに外国語学習を始めるべき」と主張しました。社会人グループの元国際大学マクマレイゼミ生、上原菜々美氏は「DVDでの学習が効果的」と話しました。国際文化学部1年生篠田真輝さん、樋口陽平さんグループは「リスニングを強化するべき」と発表しました。

2名の国際大学研究科長を含む4名の審査員により、大学院生グループが最優秀グループに選ばれました。特に、彼らの即戦力に注目が集まり評価されました。鹿児島英語英文学会の副会長マクマレイ教授の下で英語を学ぶ学生は、普段から人前で英語を話すことに慣れており、自分たちの考えを主張するための十分な度胸がついています。3方向ディスカッションは成功し、観客の皆さんも熱心に耳を傾け、楽しまれていました。2020年の第27回鹿児島英語英文学会ではこの学習方法が発表されるでしょう。

国際文化学科4年 髙吉智子