台湾にて海外インターンシップを開催

9月3日から15日まで約2週間、台湾の台北市と高雄市で海外インターンシップが行われ、鹿児島国際大学の学生18名が参加した。今回のインターンシップには本学の各学科の学生がそれぞれ参加しており、大学院生も4名参加した。引率のマクマレイ教授や2名TAの学生のサポートのもと、安全に2週間の就業体験を終えることができた。

このインターンシップは、海外での研修を通して異文化に触れながら就業体験を行うもので、主体性・積極性のあるグローバル人材の育成、また英語などの外国語力の育成を目的として開催され、今回で7回目を迎える。

企業での研修は計7日間で天成大飯店や巨匠電脳、東華書局などのホテルやメーカーなど9つの企業でそれぞれ行われた。就業時間は企業によって違うが、1日およそ6時間仕事を行い、研修先ならではの仕事内容を体験した。

音楽学科4年の貴島さんは宿泊先であり、研修先でもある天成大飯店のロビーでバイオリンの特別演奏を行った。貴島さんは天成大飯店にてコンシェルジュの業務を体験し「台湾には日本からのお客様や、日本語のわかる台湾の人も多くいて初めのうちは慣れない環境に少し緊張していたが慣れてくると仕事にもやりがいを感じ、充実した日々を過ごすことができた」と振り返った。

休日には提携校である台北の大学の学生たちによる案内で台湾の観光名所を巡ったり、台湾名物を紹介してもらったりして交流・観光を通して日本との文化や習慣の違いを体感し、台湾を満喫した。参加した台北の学生たちからは、「鹿児島という場所に行ってみたい」「大学をより身近に感じることができた」「日本語のレベルを上げて、いずれは留学先の一つとして検討したい」といった感想が聞かれるなど、盛会裏に終了した。旅の行程はおおよそ予定通りに進み、引率してくださった天成大飯店副理の陳佩霞氏と台北城市科技大学の陳先生、本学のマクマレイ教授のサポートのもと、安全に2週間の就業体験を終えることができた。

このインターンシップを通して、海外で仕事をすることの経験や普段とは違う言語や環境などの中で日本では体験することのできない貴重な経験を得ることができ、参加した学生のそれぞれが成長することのできた2週間だった。

国際文化学科2年 川島綾佳