マクマレイゼミ便り――入梅や新任歩く講義室

「カナダの多様性」についてプレゼンする筆者(マクマレイ研究室提供)

6月11日、梅雨真っ只中のマクマレイゼミでは、3本のプレゼンテーションが行われました。

最初は、教育実習を終えた国際文化学科4年生・竹内空さんによる報告でした。空さんは第一鹿屋中学校にて、英語教師として3週間の実習を行い、英語と道徳の授業を担当されました。発表では、生徒と給食を楽しんでいる様子など、実習の充実ぶりがよく伝わってきました。今後は英語力をさらに高めるため、カナダへの渡航を計画しているそうです。

また、授業の合間にはマクマレイ教授が、一茶の俳句「入梅や蟹かけ歩く大座敷」を紹介してくださいました。これを私たちの状況に重ねて、英語に翻訳しました。

Rainy season – a new teacher strolls into the classroom.

続いて、国際文化学科3年生の古田未来さんによるプレゼンテーションが行われました。テーマは「台湾インターンシップで学んだこと」で、彼女は台湾・高雄市のホテルで2週間の業務体験を行いました。フロント業務をはじめ、ハウスキーピングやウエイトレスとしての仕事にも携わり、言語の壁、人との関わり方、そしてホスピタリティの在り方について、多くの学びを得た様子が印象的でした。業務の内容やフリータイムの過ごし方など、体験のリアルが伝わる魅力的な発表でした。

そして最後に、私から「カナダの多様性」についてのプレゼンテーションを行いました。今季の夏には、ゼミ内外から数名の学生がカナダ渡航を計画しています。そこで、私自身の経験をもとに、カナダにおける多様性の在り方や、日本との違いについて発表しました。発表後は大学院生や教授から貴重なコメントやアドバイスをいただき、有意義な時間となりました。

この日はあいにくの雨で登校できた学生は少数でしたが、少人数ならではの濃密で充実した90分間のゼミ活動となりました。今後のイベントに向けて、引き続き準備を進め、大学生活をより価値あるものにしていきたいと思います。

国際文化学科3年 有水 海翔