米大学教授の特別講義——統計学と俳句を融合

5月23日のビジネス英語では、ノースカロライナ大学のチャールス・スミス教授をお迎えし、「俳句と数理統計学」をテーマにした特別講義が行われた。この講義は、俳句と統計学を融合させるという、文学と数学の新たな接点を探る内容となった。
スミス教授は、俳句における季語の要素などを統計的に分析することで、俳句の特徴や傾向を捉える手法について紹介された。また、数学的なアプローチを用いることで、俳句という表現形式に新たな解釈を加える可能性が示された。
後半では、10枚のカードを用いた「神経衰弱」を実際に用いながら、確率計算の実践が行われた。40人のうち5人はペアが揃うという予測は的中し、確率論が持つ実用性を実感する内容となった。
最後に、俳句と統計という一見交わることない分野を結びつけたスミス教授の講義は、学問の垣根を越えた創造的な視点を持ち合わせ、確率論の具体的応用としてゲームを取り入れることで、理論と実践の橋渡しがなされ、理解を一層深める機会となった。今後、ゼミの研究や学びにおいても、異分野の視野を積極的に取り入れていきたいと感じた。
国際文化学科3年 平峯 優太郎