意義あるゼミ活動を目指して——各チームの準備着々

写真中央は5年前に作成したパンフレット(マクマレイ研究室提供)

5月14日のマクマレイゼミでは、図書館2階のコモサカAにて、「俳句チーム」と「フィールドワークチーム」の2つに分かれ、それぞれの活動に関する話し合いを行いました。俳句チームでは、完成した英語俳句コンテストのポスターについて、その改善点を中心に意見交換を行いました。写真俳句で使用する写真にタイトルが付けられていましたが、マクマレイ教授をはじめ、さまざまな研究によると、日本人と海外の人々では、写真に対する捉え方に違いがあるとされています。例えば、多くの日本人は写真全体を一言で説明しようとする傾向がありますが、個人主義的な価値観を持つ国では、写真の中の一部の動きや物に注目する傾向があるといわれています。この違いをふまえ、固定観念にとらわれない写真提示の方法についても話し合いました。また、より多くの人の目に留まり、興味を引くためにはどのようなデザインや表現が効果的か、さらに掲示場所や配布方法についても活発に意見交換を行いました。

フィールドワーク(FW)チームでは、7月に実施を予定しているフィールドワークに向けた準備を進めました。具体的には、参加者向けアンケートの設置案の検討や、当日のイベント内容についてのアイデア出しを行い、参加者がより深く学び、有意義な体験ができるよう工夫を重ねました。さらに、5月15日には、鹿児島観光コンベンション協会を訪問し、フィールドワークに関する意見交換を行う予定です。同協会には本ゼミのOGも勤務しており、今回の訪問ではゼミの近況を共有するとともに、卒業生との交流の機会にもなると考えています。このように、学内外のつながりを活かしながら、今回のフィールドワークが学生一人ひとりにとって、そして社会にとっても有意義な活動となることを願っています。

国際文化学科3年 池田 悠人