台湾インターンシップ (21)——俳句は鹿児島と高雄を結ぶ架け橋

本日は国立高雄師範大学(NKNU)を訪問し、英語俳句に関するレクチャーを行いました。田村美織さんが、英語俳句の概要やルールについて丁寧に説明してくださいました。しかし、季語の理解や俳句作成に関するルールの説明には少々苦戦していた様子でした。それでも、マクマレイ教授の温かいサポートもあり、最終的にはプレゼンテーションを無事に成功させることができました。

レクチャーの中では、本学学生がそれぞれが事前に創作したオリジナルの俳句を紹介し、NKNUの学生の皆さんに英語俳句の魅力を伝えることができました。今回のオリジナル俳句は春の季語を用いて作成され、日本の春に特有の季語もふんだんに取り入れたため、台湾と日本の季節感の違いを比較する貴重な機会ともなりました。

プレゼンテーションが終わった後には、実際に俳句を作るためのシーンを探しに外に出かけました。参加者は自ら季語を見つけ、その季語を基に感じたことを俳句に表現することで、俳句に対する理解を深めることができたと思います。自然の中で感じることや観察することが、俳句の創作にどのように結びつくのかを実感する良い機会となりました。休憩時間を挟んで、最後に各自が作成した俳句の発表も行い、一本締めでお互いの発展を祈り、今回の成功を称えあいました。

数時間という限られた時間ではありましたが、学生同士の親交が深まっただけでなく、学校同士の交流も深まりました。このような交流が日本と台湾の架け橋の一つとなることは間違いないと確信しています。

今回のプロジェクトは、大成功に終わりました。これを皮切りに、今後も長いお付き合いができることを心より楽しみにしております。

最後に、高雄師範大学の学生による俳句を一句紹介します。

Gentle spring breeze
silent water lilies sway
worries float away

国際文化学科3年 川畑 梨奈