秋涼の候、秋風共に後期スタート!――大学院生TAの活動より

新たな気持ちで記念撮影をする様子。前列左端が筆者(写真はすべてまくま玲研究室提供)

9月27日、初秋の空の高く爽やかな季節の訪れを感じる風を浴びながら後期初めの授業が始まりました。国際文化研究科マクマレイ教授が担当する「英語教育法Ⅱ」の講義では、国際文化研究科大学院生らは秋晴れの様に晴れた気持ちで夏季休暇中挙げた成果を発表し、後期の行事予定を確認しあいました。また後期から学部生より大学院に進学し、初めて大学院の講義を履修した楊ツェンさんによると「院では日本語における語気を研究し、日本語に対する理解を深めたい」と意気込みを語りました。本来5限に開講されるマクマレイ教授による国際文化研究演習は2限の時間帯に国際文化研究ゼミ生ら一同が集結し、高雄の国立大学との合同講義に参加しました。この時間ではオンライン上で「鹿児島と高雄を紡ぐ・俳句の世界を英語探求する」をテーマに、マクマレイ教授と台湾の国立高雄師範大学・応用英語学科Kyle Sullivan教授は双方より参加した合計21名の学生に、お二方が詠んだ俳句を順番に紹介し、込められた想いと解釈の違いをディスカッション形式で深堀することで学びを深めながら、筆者は今日の合同講義をこの様にまとめました。

「俳句は時を捕捉し詩で証言する」

この言葉は何処かで聞き覚えがあるかもしれません。5限目の講義では1年生を対象にした「英語オーラル・コミュニケーションⅡ」の講義では前期の初めで大学生活において重要な要素であると解説した「Carpe diem(今日という日の花を摘め)」を思い出させながら、大学生活において直面する見える文化、見えない文化について文化の氷山モデル用いながら解説しました。

夏季休暇後の新たな気持ちで挑む学生生活に対し、一日を有意義に、今この瞬間を大切に。その言葉に相応しい後期初日となりました。

国際文化研究科博士前期課程1年 原 有輝

オンラインで友好を深める様子