南九州市でフィールドワーク(2)

水槽で優雅に舞うタツノオトシゴ(マクマレイ研究室提供)

6月26日にフィールドワークで訪れた2カ所目は、南九州市頴娃町にある番所鼻自然公園です!江戸時代終盤の1810年、日本地図作成のためにこの地を訪れた伊能忠敬が「けだし天下の絶景なり」と称賛したことで知られる景勝地です(番所鼻自然公園案内板より引用)。

天候に恵まれると、海上には竹島や硫黄島、黒島の他に100キロ先に浮かぶ屋久島まで見渡せることもあるそうです。今回はあいにくの雨でしたが、雄大な開聞岳と広大な薩摩の海を見ることができました!

番所鼻自然公園の中には「タツノオトシゴハウス」という何とも気になる名前のショップがありました。

タツノオトシゴハウスには4種類のタツノオトシゴが、入口から奥まで並んでいる水槽に1,000匹以上飼育されており、水槽のタツノオトシゴたちはその名の通り、まるで竜のように優雅に舞っていました!

いつからこのような事業を始めたのかオーナーにお話を伺うと、2008年に海辺のレストラン跡地で事業を開始し、日本で唯一のタツノオトシゴ観光養殖場を2010年にオープンしたとのことでした。タツノオトシゴの養殖には何年もの研究を経て、困難も乗り越え、事業を開始してからすでに16年になるとのことです。

ここで幸運の魚であるタツノオトシゴと出会えたこと、そして素晴らしいオーナーに会えたことが私たちの体験をより豊かなものにしてくれました。

国際文化学科3年 尾上 裕真