共同講義で英語ディベートを実施

6月21日、筆者が指導する英語科教育法の授業で、創価大学の学生と本学の学生による共同講義が行われました。国際的な視野を持ち地域課題への関心を深めるべく、第41回英語ディベート大会を行いました。今回の大会は41回を記念し、創価大学国際教養学部からGeorge Y. Wang教授と8名の学生を本学へお招きして開催されました。
今回はディベートというテーマの元、教育実習を想定した中学生向けのロールプレイ授業を行いました。国際文化学科3年生の梅橋佑日さんは教育実習の一環としてこの授業に参加しました。
梅橋佑日さんは「メンバーがなかなか集まらず不安もありましたが、ボランティアとして参加してくれた方々のおかげでなんとか授業を成立させることができました。ディベートを取りまとめる先生として、トピックを説明することや時間通りに進めることが難しかったです。しかし、どのディベートチームも主張や質疑応答を的確にし合ってくれたため、充実したディベートの進行をすることができたと思います。今回はいつもとは異なる雰囲気の中で学ぶことができいい刺激となりました」と答えました。
ディベートの議題は「伊豆諸島の大島は東京都に属しているが、千葉県、神奈川県、静岡県に所属すべきか」というものでした。創価大学の学生は千葉県、静岡県の2チームに分かれ、本学の学生は神奈川県チームで、1チーム4人の形式で討論が行われました。まず各チームが主張を述べ、次に質問や反論を行い、最後にまとめの主張をしました。各チームからは3分間英語で距離、経済力、歴史的背景などさまざまな観点からの意見が挙がり、鋭い質問に対してチーム内で助け合いながらすべて英語で反論するなど、レベルの高いディベートが展開されました。
国際文化学科3年生の竹内空さんは「無事に授業を開講できました。ディベートを通じて、創価大学の高い英語力や対話力を感じ、自分自身の不足している力を理解できた良い機会でした」と答えました。経済学研究科から審査員として参加された西原誠司教授は、主張に芯があり、質疑応答にも素早く対応した創価大学の静岡県チームに勝利者賞を贈りました。
国際文化学科教授 マクマレイ デビッド
