マクマレイ研究室だより――南風が結んだ友好、院生による創価大学訪問

紫陽花の鮮やかさが雨に映える季節となった6月11日、国際文化研究科マクマレイ研究室の大学院生4名とマクマレイ教授は創価大学にて共同講義に参加しました。今回の企画は前回の東京訪問で話し合われた共同事業の開催計画に基づき、鹿児島と東京、そして台湾高雄の3つのフィールドを活用した双方活動可能な空間づくりを意識し、両校の学生による交流機会と情報共有を実現する形で開催されました。
本学の一同は「マーケティングⅠ」の講義にて “Making a business out of Haiku”をテーマに3つのプレゼンテーションを行いました。一つはビジネス英語単語と鹿児島でのケースを用いた概要説明、続いて正岡子規と野球の歴史を説明し俳句と身近な生活との隣接性を説明し英語俳句の世界観を案内することで、英語俳句への理解を深めました。最後に国際文化研究科のマクマレイ教授は世界的な英語俳句に対する注目度における増加傾向と日本国内における俳句を活用した事業の実例を解説しました。本学における英語俳句事業と中高生英語俳句コンテストを取り上げ、創価大学の国際教養学部の学生は熱心に聴講している様子でした。講義後は国際教養学部王(ジョージ・ワン)ゼミの学生によるキャンパスツアーに参加し、緩やかな雰囲気の中、6月21日王ゼミによる本学訪問に関する具体的な流れを確認しました。
昼食会では国際教養学部王ゼミの学生と准教授のアレックス准教授と合流し本学の大学生は自身の研究内容と今後の展望を説明し建設的なディスカッションを行いながら双方の研究内容への理解と、6月21日に予定されているリアルケースを取り入れた島嶼と国際交渉と実践方式に基づいた合同授業と、ディベートの概要説明を行い、両ゼミの学生に刺激を与えました。
王ゼミによる本学の訪問があと1週間に迫り準備が慌ただしく進んでいます。マクマレイ研究室の大学院生4名とマクマレイ教授による今回の創価大学訪問も本学における国際的視野の拡大に一歩貢献したと思われます。
国際文化研究科博士前期課程1年 原 有輝

