学生インタビュー――英語学習の秘訣とは?
戸川聖也さんは現在、国際文化学科の2年生。大学に入学するまでは英語ばかりか勉強全般にまったく興味がなかったという彼が、短期間で英語力を身につけた秘密とは?
――最近の検定試験の成績を教えてください。
「今年の2月にTOEICで805点、6月に英検準1級に合格、11月にIELTSで6.0をとりました」
――もともと英語が得意だったとか、英語に興味があったというわけではないのですか?
「はい、センター試験の英語の自己採点が20点でしたから(笑)。1年生の12月にある出来事をきっかけにすべてが嫌になり自暴自棄になっていた時、他大学に通う友人が親身になって相談に乗ってくれたんです。その友人が大学の勉強に着実に取り組んでいる様子を聞いて、自分も英語をがんばろうと。でも、直後に受けた英検2級は落ちました」
――その後、語学留学をしたんですね?
「フィリピンとカナダの英語学校に半年ずつ。留学をしたことは大きいのですが、同時に留学だけで語学力がつくわけではないことも痛感しました」
――どういうことですか?
「文法や語法といった基礎をしっかり身につけていないと、あるレベルから伸び悩むんです。留学後半のカナダでは、授業をサボって部屋で文法の勉強をしていました。クラスメイトからは、「授業に出てこないのに、成績を伸ばしているヘンなやつだ」と思われていたようです」
――英語を勉強していてよかったと思うことは?
「英語の映画やドラマを見る時に原語で台詞のニュアンスを味わえるようになったのはよかったです。英語の音声だけで完全に聴き取れるわけではないのですが、英語字幕の助けを借りて楽しんでいます」
――卒業後の計画は?
「在学中に英語力をもっと伸ばして、海外の大学院に進学して学位を取りたいと考えています。英語にはもちろん興味があるのですが、英語そのものを研究するではなく、英語を使って何か別の分野でその道を極めたいですね。今、興味を持っているのは会計学です」
――がんばってください。期待しています。
「ありがとうございます」
国際文化学科2年生 戸川聖也
聞き手 小林 潤司(国際文化学科教授)