かごしま近代文学館との共催講座「文学はパンデミックをいかに描いたのか―感染症の近代と日本文学」を開催しました

講座で発表する学生(写真はすべて村瀬研究室提供)

去る6月27日(日)にかごしま近代文学館にて、文学館と国際大学の共催講座「文学はパンデミックをいかに描いたのか―感染症の近代と日本文学」を開催しました。

第1部は学生の発表で、100年前のパンデミックであるスペイン風邪を描いた志賀直哉や菊池寛の作品、新型コロナウイルス感染の状況を描いた金原ひとみ「アンソーシャルディスタンス」、コロナ予言の書と言われている小松左京『復活の日』、宮崎駿の『風の谷のナウシカ』を取り上げて発表を行いました。

第2部では国際文化学科の小林潤司教授と村瀬が「感染症と文学」というテーマで、ダニエル・デフォーの『ペスト』、シェイクスピアの『ロミオとジュリエット』、ヴァージニア・ウルフ『ダロウェイ夫人』、夏目漱石の『坊っちゃん』『こころ』などを取り上げて、対談形式の講演を行いました。

タイムリーなテーマであったこともあって来場者の関心も高く、終了後には熱心な質問に来てくださった方もあり、アンケートでも好評でした。南日本新聞にも取材していただいて、学生たちには貴重な体験になりました。

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