1年生クラスが活動記録を小冊子にまとめました

学科歓迎会での1年4組のみなさん

国際文化学科1年4組の学生たちが「新入生ゼミナールⅠ」での活動を記録した小冊子を作りました。現在、図書館2階のマクマレイゼミのセクションに展示しています。学生24人分のレポートをまとめた小冊子で、タイトルは「4組の足跡」。大学に入学して最初の学期に、フィールドワークで動物園に行ったり、英語を学ぶために海外の映画を見たり、コミュニケーションをとるため食事会を開いたりした学生たちの充実した活動が報告されています。

樋口陽平さんは、「グローバル化が進んでいる現在でもなお、貧困層の国々の人々が生計を立てるためにサイを乱獲しているので、絶滅の危機に瀕しているそうだ」、上園桃花さんは、「サイの角は昔から薬用や彫刻の材料として珍重され、高値で取引されており、禁止されている今でも密猟が絶えない。サイを絶滅に追いやっている最大の理由が、角をとるために行われている密猟だ。角の粉末は、漢方薬として用いられてきた。しかし、サイの角は人間の爪や髪の毛と同じ、ケラチンというたんぱく質の成分からできており、医学的効果は全くないことが証明されている」とレポートしています。野生動物の保護、密猟の背景にある貧困といった、国際的な問題を取り上げており、読みごたえがあります。

大学に入って最初の半年で、学生の一人ひとりが、フィールドワークなどをきっかけに研究テーマを発見し、考えを深めていることがわかります。今後、授業やゼミナールのなかで考察を深め、卒業研究へと発展させていくことが期待されます。