異なる分野からお互いを学ぶ重要性

地域別市場を踏まえたマーケティング戦略について説明を受ける院生たち(写真はすべてマクマレイ研究室提供)

12月8日、国際文化学科マクマレイ教授は創価大学国際教養学部の王雍智教授を本学にお招きし、マクマレイ教授が担当する2限「院生演習Ⅱ」と3限「英語科教育法Ⅳ」にて共同講義を行いました。院生演習Ⅱでは3名の院生らが修士論文中間発表会の結果を王教授に共有しながら、テーマに基づいた研究計画を強化するために経済統計の視点からアドバイスを行い、3名の院生らを激励しました。講義の後半では、王教授の専門である経済学と国際ビジネスのレクチャーが行われ、PESTEL分析を参考にマーケティング戦略の強化には「市場開発戦略」と「商品開発戦略」を考慮し国別の習慣とニーズに合わせた対応が重要となると説明しました。

昼食を兼ねたビジネスミーティングでは、王教授、マクマレイ教授、3人の大学院生、1人の学部生など計6名が参加しました。参加者は、鹿児島の可能性を踏まえて、共同で行うフィールドワークや地元企業プロモーション事業の可能性について議論しました。

3限「英語科教育法Ⅳ」では現代日本の状況と持続可能な社会をテーマに教員を目指す学生たちと「実現可能な選択肢とは何か」について英語でディスカッションを行いました。多くの学生が教育と福祉の充実が欠かせないことを指摘し、実際に教師になった際のワークライフバランス問題について議論が行われました。

桜島を望むことができる7号館前の広場で行われたマックゼミの学生との送別会では、創価大学国際教養学部より王教授とゼミ学生4人による本学訪問への実現について話し合い、予定では来年度6月7日に決定しました。この日はマクマレイゼミ生とE.S.Sの学生らとディベートと行うほか、共同フィールドワークの開催など英語のみの活動を開催する予定となり、本学における国際的視野拡大への実現に一歩貢献したと思われます。

国際文化学科4年 原 有輝

共同活動の開催へ向けた固い握手を交わす教授たち(左が王教授)