英語で日中の怪談を比較

本学7号館の中庭にて(マクマレイ研究室提供)

10月6日の1限は10名の大学院生による「英語教育法Ⅱ」の講義が開催され、ハロウィンも近いことにより、日中の怪談を英語で比較することになりました。受講生は先ず大学附属図書館に出向き関連書籍を参考に理解を深めました。例えば実際に図書館で読むことができるのは、ラフカディオ・ハーン作「Strange Tales from Kwaidan(怪談―日本の奇妙な話)」の書物や「Chinese Ghost Story(チャイニーズ・ゴースト・ストーリー)」 と言ったDVDで英語にて怪談に触れることが可能です。

同日5限の「英語特殊講義Ⅱ」では午前中に学んだ内容を活かし、7号館中庭にて午前中に学んだ怪談を再考しながら実際に役者を演じることで、より一層臨場感を含んだアクティブラーニングを実践することができました。今の季節は秋の宵闇によって7号館も暗く感じます。そして秋の肌寒さを感じる日の入り時刻は、中庭で怪談を再現するのに好条件な環境となりました。薄暗さに霧視された中庭は寒気に包まれ、本物を連想させる空間に仕上がりました

次の「英語教育法Ⅱ」と「英語特殊講義Ⅱ」では西洋の怪談を交えながら、西洋文化で恐れられている日である13日の金曜日を詳しく思考する予定です。

国際文化学科教授 マクマレイ デビッド(国際俳句・英語教育)