手話サークルメンバーが福祉施設「いぶき作業所」を訪問

いぶき作業所のみなさんと(写真はすべて松尾研究室提供)

本学手話サークルメンバーの在学生6名、および本学専任教員1名が9月14日に、鹿児島市荒田にある福祉施設「いぶき作業所」を訪問しました。

いぶき作業所は、「NPO法人鹿児島県盲ろう者友の会 いぶき」によって2013年に設立された鹿児島県初の盲ろう者作業所(就労継続支援B型事業所)です。この日参加した学生たちは、作業体験としてピーラーを使った芋の皮むきを手伝いながら、就労者の方々との交流を深めました。就労者である盲者、ろう者、盲ろう者の方々との交流の際はサークル活動で学んだ「手話」や「触手話」を使い、就労者の方々の普段の生活のことや若い頃のお話を理解していました。

今回の訪問は、本学で「手話」などの講義を担当している畑加奈子先生(ご自身もろう者)の誘いを受けて実現したものです。参加学生の中には初めて学外でろう者の方と接したという学生もおり、得難い体験をさせていただくことができたのではないかと思います。また、お別れの際には就労者の方々より手作りのプレゼントまでいただき、参加学生はみな感激している様子でした。

訪問を通じて鹿児島県内の福祉施設の方々と繋がりを持てたことは、参加者だけでなく本学全体にとってもたいへん大きな意義があったように感じます。

▶盲ろう者作業所〈いぶき〉の詳細についてはこちら

▶鹿児島国際大学手話サークル「ユートピア」は週1,2回のペースで活動しており、部員は随時募集中。手話を学ぶことで見聞や交友関係も広がるので、関心ある学生は本学学生課に問い合わせるか、またはインスタグラム(IDは iuk_signlanguage)にDMを送ってください

国際文化学科准教授 松尾弘徳(日本語学)