離島教育現場体験実習に参加して

三島村大里学園の生徒さんたちと(写真はすべてマクマレイ研究室提供。掲載許諾済)

9月5日から10日まで三島村大里学園の教育現場実習に参加しました。 三島村大里学園は、三島村の最西端に位置する黒島にある学園のひとつです。鹿児島南埠頭から船で約5時間程かかりました。

離島の授業のスタイルは、私が想像していたのとは全く異なっていました。教師も含めて1人1台ずつタブレットを所有しており、ロイロノートを活用した授業スタイルで生徒と先生間の意思疎通が簡単に行えるような授業が実施されていました。

大里学園の中には複式学級もありますが、5・6年生以降の学級では、担任の先生がすべての授業を担当するのではなく、学年ごとに1人の先生が担当して、同じ部屋を半分に分けて授業を行っていました。また、大里学園はコアスクールプロジェクト推進校となっています。9月7日の5限目の時間に授業研究が行われました。三島村にある4つの学園を遠隔で繋ぐ授業でした。普段の授業参観とは異なり教科担当の先生だけで授業参観をするのではなく、すべての先生が集まっての授業研究で、本土ではあまり見られないような授業形態でした。

クラブ活動の時間では鬼ごっこやジェスチャーゲームなどをしたり、昼休みの時間には5・6年生の子どもたちや担任の先生と一緒にトランプをして、とても楽しく充実した6日間を過ごすことができました。

私は現在、マクマレイゼミで中・高生英語俳句コンテストの企画・運営に携わっています。大里学園では大里俳句の旅という時間で生徒たちが俳句を作っていました。そこで、英語担当の先生やALTの先生に協力を得て、英語俳句に興味を持って英語俳句コンテストにも参加・応募していただくように働きかけました。これからどのような俳句が送られてくるのか、楽しみにしています。

国際文化学科3年 加藤 慶和