先輩に学ぶ--卒業生、留学生がゼミで「特別授業」

ドング・レン・ウェイさんの発表を聞く(写真はすべてマクマレイ研究室提供)

7月14日と同21日の2回にわたって、マクマレイゼミのOBの方々がお話と卒論の発表を行いました。14日には昨年までマクマレイゼミにいらっしゃった髙吉智子さん、21日には中国からの留学生であるドング・レン・ウェイさん(以下ネオさん)がそれぞれお話と卒論の発表をして下さいました。

まず、14日に髙吉さんにIELTSについてのお話をして頂きました。髙吉さんは先日オーストラリアの学校が定めるIELTSの基準スコアを上回ったとのことで、現在はオーストラリアの大学院に進まれる準備をされています。IELTSは英語の認定試験の一つで、特にイギリス連邦国の国と地域で重要視されている試験です。IELTSについて教えていただいた後は、実際に自分がした試験対策やお勧めの動画など様々な言葉とともに教えていただきました。髙吉さん自身、IELTSのポイントを0.5ポイント上げるのに約3ヶ月かかったらしく、様々な冊子を使って勉強をしたが、壁にぶつかってしまうこともあったそうです。ですが壁にぶつかっても諦めることなく、元に戻り、そして前に進んでいったそうです。私が驚いたのはその勉強時間です。なんと、6~7時間程度1日で勉強をされていたとのことです。自分の目標のために計画を立て、突き進んでいく髙吉さんに大変感銘を受けました。「No pain, no gain.(痛みなくして得るものなし)」髙吉さんがおっしゃった言葉のように、努力があるからこそ目標を達成することができのだと感じました。

そして21日にはネオさんによる卒論発表でした。タイトルは「History and Future of Video Games in China」で中国のテレビゲームの歴史とこれからについて考えていく内容でした。中国では1980年代に日本のファミコンを模して作られたのがテレビゲームの始まりで、最近や将来では携帯でのゲームが増えて来ており、グループでの対戦や5Gなどによる通信の高速化や機能の向上でさらに発展していくことを述べられました。発表後の質問では多くの意見が上がり、ネオさんに「好きなゲームはなんですか?」と質問があると「ポケモンです」という答えがあり、さらに「なんのキャラクターが好きですか?」との質問には、「ポッチャマ(ポケモンのキャラクター)です」との返答がありました。可愛らしい答えに、聞いている私たちもほっこりする場面がありました。ネオさんは次の日に中国に帰られるとのことで、最後のゼミ活動でした。さらにこの日は、マクマレイゼミ卒業生で韓国人の方と結婚された先輩もご夫婦で参加。賑やかなゼミ活動となりました。

今回2週に分けて、私たち現役のマクマレイゼミ生にとって大変貴重なお話をうかがい、勉強をさせていただいたことに感謝しています。私たちもこれからより一層頑張っていきたいと、気持ちが引き締まりました。またぜひこのような機会があることを願っています。

国際文化学科2年 德田 太輝